2ntブログ

スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リビングで

2012-03-26

前にも書いたのですが、叩かれる道具はほとんど50㎝の竹の物差しでした。
平手で叩かれた記憶は小学校低学年のころしかありません。
叩かれる時、たまに自分で物差しを持ってくるように言われる事もありました。
その時はリビングにある電話置きの引き出しの一番下から物差しを自分で取り出し、母に渡さなければなりませんでした。
母はリビングの床にお膳座りをしたままそれを受け取り、「ほら!」と目線で床を指します。
そうしたら僕は床に膝をついて、自分でズボンとパンツを下ろし、膝を立て、母の方へおしりを突き出さなければなりません。
その後すぐに物差しが鳴る時もあれば、しげしげその格好を眺められたあと、ゆっくりと打ち下ろされる時もありました。
竹の物差しは痛みもそうですが音もかなりのものです。
部屋中に鳴り響く感じです。
母もそれを知っているのか、おしり叩きのときは必ずと言っていいほどテレビを消されてました。
テレビが消されると、リビングは異空間のように静かになり、テレビを見ていた姉や妹も必然的に僕に注目するようになります。
そしてそのしんと静まりかえったリビングで僕のおしり叩きの音だけが響くのです。
パチッ!パチッ!と10分くらいのおしり叩きが終わって、説教の後、テレビが再度つけられると、リビングがテレビの音と共にパッと現実の空間に戻ったような感覚がします。
母も家事に戻り、姉や妹もテレビを見出して、僕だけがおしりの痛みの余韻をしみじみと感じているのです。
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR